〔研究の動機〕
森林総合研究所でたくさんのカブトムシやノコギリクワガタの死がいを見つけた。どれも体がなく、頭だけだった。以前、兄とカブトムシやノコギリクワガタの体長と角やあごの長さを調べた時に、角やあごが大きいほど体長が大きいこともわかったので、死がいの角やあごの長さから、大きい方が食べられやすいか、小さい方が食べられやすいのかが推測できるのではないかと考えた。今年は調査をしていく中で疑問に感じた、公園の設備や気温の上昇などの環境の変化がカブトムシに影響があるのかどうかについても研究することにした。
〔結論と感想〕
死がい調査の結果、森林総合研究所の7月の調査では樹木園もクヌギ林も死がいの数が極端に少なかった。8月の調査では樹木園のノコギリクワガタの数は昨年より多くとれたが、体長は例年よりも小さいものが多かった。クヌギ林では昨年よりもカブトムシの死がいの数が大幅に減少しており、体長も昨年までより小さいものが多かった。カブトムシの発生のピークや環境の変化による影響を調べるため、フェロモントラップ実験を行った。この実験の結果から、カブトムシの発生のピークが以前よりも短くなっている可能性があることがわかった。

