第48回入賞作品 中学校の部
佳作

チブサトゲグモの模様はオニの顔に似ているか
-メスの模様を中心に調べて-

佳作

鹿児島県龍郷町立龍北中学校1年
下中 駿太郎
クモ
  • 鹿児島県龍郷町立龍北中学校1年
    下中 駿太郎
  • 第48回入賞作品
    中学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

ソデ橙型

 父の転勤で奄美大島に来て2年目になる。奄美大島固有種がたくさんいることに感動している。この夏、弟が「オニグモを見つけたよ」とクモを持ってきた。オニの顔のような模様の小さなクモだった。本で探していくと、奄美大島以南に住むチブサトゲグモだと分かったが、詳しい情報があまりなかった。ぼくの家の近くにたくさんいるこのクモについて、よく知りたいと思った。

研究の方法・結果・考察

方法

平成19年7月24日から8月31日までを研究期間とした。 チブサトゲグモの

1)体のつくりについて:ルーペで観察して記録した。
2)分布:地図上に、採集した地点を赤い点で、調べた地域を青色、見つけた地域を赤色で塗った。
3)巣を張る方向:巣を張る方向に対し、オリエンテーリングコンパスの横を巣にあわせ、磁北線の方向を見て、北を0°として方向をはかった。
4)模様の分類:模様の分類分けをした。出現率を比で表した。
5) 模様と分布:嘉渡、幾里、秋名の集落において分類別に見つけた位置を地図に記し、分布と傾向を調べた。
6) 大きさ:クモの横・縦を測った。横×縦で大まかな面積を出した。横と縦の長さの傾向を調べた。模様と色の大きさの関係を調べた。
結果・考察

模様別出現率

チブサトゲグモの生息域は標高の低い海岸から0.8km以内の人家付近で、森の中や草の多いところにはいないことが分かった。小さな虫を捕まえているからではないかと考えられる。巣を張る方向は60°~119°が多く、特に90°前後に巣を張ることが分かった。チブサトゲグモの甲らの模様は4種類であると文献には書かれていたが、採集したものは、6種類に分けることができた。同じ模様は集中して分布していることが多く、遺伝も関係しているのかもしれない。腹部の甲らは、横8mm~10mm、縦7mm~10mmの長さで、正方形に近い形になっている。小さな個体は黒色、大きい個体は橙色、茶色が多いことが分かった。


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