毎年、小中学生の理科自由研究を募集・表彰している「自然科学観察コンクール(通称:シゼコン/主催:毎日新聞社、自然科学観察研究会/協賛:オリンパス株式会社)」では、全国の20歳以上の男女723名を対象に、子どもの頃の夏休みの宿題や現在の物事の取り組み方を調査しました。ぜひご自身の過去の経験を思い出しながら結果をご覧ください。
【調査概要】
・調査期間 :2016年7月12日(火)~7月13日(水)
・調査地域 :全国
・調査人数 :20歳以上の男女723人
・調査方法 :インターネットリサーチ
■約4割の人が夏休みの宿題に早めに取り組んでいた!
全国の20歳以上の男女に、子どもの頃、夏休みの宿題にどう取り組んでいたかを聞いてみました。
調査の結果、締切ギリギリに終わらせる人も多いイメージの夏休みの宿題ですが、4割以上が早めにさっさと終わらせていたことがわかりました。
■大人になると物事を早めに終わらせる人が増える!
続いて現在の物事の進め方について調査しました。
その結果、「早めにさっさと終わらせる」と回答した人の割合が先程の質問結果と比べて10%以上高くなり、半数以上の割合を占めるという結果になりました。社会人になり仕事や学校のレポートなど、締切をより意識する状況に置かれたことの影響で、素早く物事に取り掛かる人が増えたのでしょうか?
■夏休みの宿題の取り組み方は親子共通?
回答者のうち子どもをもつ親に対して、夏休みの宿題の取り組み方について親と子の間に共通点はあるのかについて調査しました。子どもが夏休みの宿題にどう取り組んでいるか(もしくは取り組んでいたか)を調査し、自身が子どもの頃の取り組み方と比較しました。
調査の結果、親と子どもの取り組み方が一致しやすい傾向にあることが読み取れました。ただし、「終わらない宿題があった」と回答した親の子どもは「早めにさっさと終わらせる」割合も高いという結果となりました。
■血液型や兄弟(姉妹)構成、男女の違いでの取り組み方の違いとは?
血液型、兄弟(姉妹)構成、男女別に自身が子どもの頃の夏休みの宿題の取り組み方について違いがあるのか調べてみました。
血液型別に調べたところ、全ての血液型において、「早めにさっさと終わらせていた」と回答した割合が最も高いという結果となりました。但し、B型は「締切ギリギリでまとめて終わらせていた」と回答した方の割合も高いという結果となりました。
続いて兄弟構成別でみていくと、一人っ子、長子、中間子、末っ子どの立場でも「早めにさっさと終わらせていた」と回答した割合が最も高いという結果になりましたが、中間子については「締切ギリギリでまとめて終わらせていた」と回答した割合も高いという結果になりました。
最後に男女の違いで調べたところ、「早めにさっさと終わらせていた」「締め切りまでかけてコツコツ終わらせていた」と回答した割合は女性の方が高く、「締切ギリギリでまとめて終わらせていた」「終わらない宿題があった」と回答した割合は男性の方が高いという結果となりました。
夏休みの宿題といっても、ドリルや絵日記、読書感想文、自由研究など内容は学年によってさまざまであり、人それぞれ進め方は違っていたと思います。
お子さんが自由研究を宿題の最後に残してしまうということであれば、ぜひホームページ内の過去の作品をヒントにしながら取り組んでみてください。
※各グラフは、実施アンケートの回答の一部をグラフ化しています。