第59回入賞作品 中学校の部
佳作

石垣島の河川の水質とそこに生息する生物調査

佳作

沖縄県石垣市立崎枝中学校 八重山水環境調査プロジェクトチーム 1年・2年・3年
(※の生徒は石垣市立石垣第二中学校の生徒です)
富川 翔三郎・大江 みちる※・國仲 賢杜立津 琉人野里 慎富川 裕二朗仲村 速斗※野里 実優丸山 葵
  • 沖縄県石垣市立崎枝中学校 八重山水環境調査プロジェクトチーム 1年・2年・3年
    (※の生徒は石垣市立石垣第二中学校の生徒です)
    富川 翔三郎・大江 みちる※・國仲 賢杜立津 琉人野里 慎富川 裕二朗仲村 速斗※野里 実優丸山 葵
  • 第59回入賞作品
    中学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

 私たちの住む石垣島は、天然記念物や固有種といった貴重な生き物が生息し、島を訪れる観光客は年々増加している。一方で、水資源の確保や開発に伴う野生生物の生息域の減少が心配されているのと同時に、八重山諸島の陸水生物について、詳しい生態調査が十分にされていないことを知った。そこで2014年から、先輩方の調査を引き継ぎ、水環境を中心に、水質および生物調査をもとに、石垣島の環境変化をとらえる基礎研究を行っている。

結論と感想

 これまでの継続研究から、石垣島の河川は、人間活動による影響を強く受けていることが分かった。アンモニア態窒素の濃度から、住宅から排出される生活排水による河川の汚れが思ったより高く、島の下水処理が不十分であることが分かった。また、リン酸や硝酸態窒素の濃度から、化学肥料の河川への流出により、富栄養化の傾向も見られた。水質の変化が、生き物たちの生息環境にも影響し、外来種の繁殖や固有種の保全など、科学的データをもとに考えていかないといけないと感じる。

ページトップへ

  •  
  •  
  • LINE

RECOMMEND

RECOMMEND

おすすめの関連コンテンツ

水質の変化する要因

文部大臣奨励賞
茨城県稲敷郡茎崎町立茎崎中学校
木村 健 他8名さん

もしどんどん川が汚れていったら

1等賞
沖縄県国立琉球大学教育学部付属中学校
幸喜 未那子さん

牛久沼環境保全への提言2

文部科学大臣奨励賞
茨城県牛久市立牛久第三中学校
野島 智也さん

1日の中で、青から赤に変わるオーシャンブルーの研究 ...

佳作
愛知県刈谷市立小垣江小学校
平野 綾菜 他3名さん
  • 第64回シゼコン 表彰式
  • 自由研究のヒント
  • シゼコン Youtube CHANNEL
  • シゼコンせんぱい
ENTRY? LINE
ABOUT SHIZECON
自然科学観察コンクールとは?
ENTER SHIZECON
第64回自然科学観察コンクール 募集終了
2022年度(第64回) 募集終了