衣類に付いた花粉の落ちにくさに関する研究

静岡県磐田東中学校 3年 小笠原 紗織

研究の動機

 ユリの花は、花粉が服に付くと落ちないことから、お花屋さんなどでは花粉をとって売られているので、少し寂しいユリの花に見えます。私は、どうしてユリの花粉が服に付くと取れないのか、とても不思議に思いました。実験を通して花粉が服に付いても取れる方法を見つけようと考え、研究を始めました。

研究の方法・結果・考察

実験1

1 ポオチュラカ、ユリ、バラ、キクの花粉を、綿、麻、サテン、ナイロンに付けた。
2 顕微鏡(100倍)で花粉の数・形・色を調べた。
3 水150gに洗濯洗剤0.17gを溶かしたビーカー内で30回かき混ぜた後、水150gで10回かき混ぜた。
4 洗った布を乾かして2と同様に調べた。

実験2

1 4枚の1cm四方の綿にユリの花粉を付けスライドガラスにのせた。
2 顕微鏡観察した。
3 水、中性洗剤、洗濯洗剤、塩酸を1の綿にたらして観察した。
4 乾かして顕微鏡観察した。

実験3

1 スライドガラスにユリの花粉をこすり付けた。
2 水の付いたティッシュペーパーでスライドガラスを10往復こすった。
3 マジックを付けたスライドガラスとユリの花粉を付けたスライドガラスを1枚ずつ用意し、アセトンを付けたティッシュペーパーで10往復こすった。

実験4

1 ユリの花粉を、スライドガラスとスライドガラス大に切った綿に少量の水と共にこすり付けた。
2 布・スライドガラスを日光の当たる場所と光の全く入らない箱の中に置き、毎日、顕微鏡観察した。

実験5

1 ユリの花粉をスライドガラスに少量の水と共にこすり付けた。
2 白熱灯の下、紫外線ライトの下、光の入らない箱の中に置き観察した。

実験6

実験5同様に1を用意し35℃の箱と冷蔵庫(15℃)の中に入れ観察した。

結果・考察
1.ユリの花粉が衣類に付いたときの落ちにくさは花粉の色素による。
2.スライドガラスに付着したユリの花粉の色素は有機溶媒のアセトンで落とすことができる。
3.ユリの花粉の色素は日光がよく当たるような温度の高い条件で分解できる。

ユリの花粉の色素の変化

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